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大好きなLIBERTYでバッグや小物を製作しています。


by le petit sac
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ウィンブルドン 1R

K. Nishikori VS L. Hewitt 1-6 6-7(4) 7-6(7) 3-6

元王者が底力を発揮。残念な結果となりました。

見るからに風が強そうな今日のウィンブルドン。
錦織くんのサーブ、いきなりダブルフォルトからのスタートとなりました。
ファーストサーブが入らず苦しい展開。最初のゲームを落としてしまいます。

何か嫌な感じの出だし・・・サーブは少しずつ良くなり第3ゲームでは何とかキープするも
その後のサービスゲームを全てブレークされ、なんと3ブレークダウンで1-6。
特に最後のポイントではロブを抜かれるも追う様子もなく・・・ミスが早く粘りがないのが心配。
対するヒューイットは殆どミスがなく楽々とキープ。自分のペースでテニスができている感じです。

第2セット。気持ちを切り替えられたのか、徐々に良いショットが出始めます。
サービスも順調にキープし、2-2で迎えた第5ゲーム。
会心のフォアとバックのエース、ADではリターンエースと錦織くんらしいショットでブレーク!
おおっ、このセットは行けそうという流れに。

そして5-4で迎えた第10ゲーム。ドロップショットと2本のナイスサーブで一気に40-0。
しかしここからまさかの展開。いきなりファーストサーブが入らなくなります。
最初の1本を落とすと、続く2本はなんと連続ダブルフォルトでデュース。
ここを逃さなかったヒューイットが一気にたたみかけ、ブレークバックされてしまいます。

しかしなんとか持ちこたえ、勝負はタイブレへ。タイブレはここんとこ負け越しなのでちょっと嫌な感じ。
ヒューイットのプレーは相変わらず堅調。1-5までポイント先行されます。
その後、サービスエース、パッシングショット等で4-6まで戻すもセットは奪えず。2セットダウン。

第3セット、錦織くんのサーブから。大変重要なゲームですがまたも先にブレークされます。
だいぶ調子は上がってきてはいるものの、やはり自分のペースにまでは持ちこめていないようです。

1-2となって第4ゲーム、いいショットが入りブレークチャンスを掴みます。
ところが、エンドを割っていたように見えたヒューイットのボールに対しアウトコール無し。
その後、もう1本錦織くんに不利なジャッジがありました。
しかしここは自身で良いショットを決めブレーク。微妙なジャッジにも崩れなかったのが立派。

その後はお互いにキープが続いたため再びタイブレークへ。もう後がありません。
このタイブレでは錦織くんがポイント先行。6-5とついにセットポイント。
しかし、ここで自分のサーブを2本落とします。逆に相手にマッチポイント。6-7。胃が痛い・・・
ここから怒涛の巻き返し。ヒューイットのサーブを2本破ると、最後はショットを決めて9-7。よく獲った!

第4セット。お互いに相当疲れが見えます。
第3ゲームが終わった時点で錦織くんがMTO。どうやらマメの治療らしい。少し痛そうです。
続くゲームをブレークされ再びビハインドに。1-3。苦しい。
第5ゲーム、相手のサービスゲームで15-40となり反撃のチャンス。しかしここはヒューイットの粘りで取れず。

3-5、第9ゲーム。ヒューイットのサービングフォーザマッチ。
少し硬くなったヒューイットが2本のダブルフォルトを犯します。しかし反撃の糸口はつかめず、
2回のマッチポイントをしのいだものの最後はヒューイットのショットが決まり試合終了となりました。

正直、絶対に勝てない試合ではなかったと思います。チャンスはあった。でも。
巧みな試合運び、ここぞという時のギアUP、ブレッシャーのかけ方、要所における執念など、
いろんな面でヒューイットのほうがまさっていたように思います。元王者の底力を見せられた思いです。

やはり第2セットの第10ゲームが全てでしょうね。
たらればは言っても仕方ないことですが、あそこできっちり取れてれば全く違った展開になったと思います。
セットやマッチのかかったポイントで硬くなりサーブが入らなくなるのはよくあることですが、
やはり絶対にここは取らなければいけなかったです。自ら好機を手放したようなもので非常に残念でした。

それでもそこで崩れず第3セットを取ったのは素晴らしかったと思います。
ここんとこ分が悪かったタイブレを取れたのも(それも非常に競ったスコアで)自信になるのではないかと。

改めてみると、ヒューイットは派手なプレーはなくむしろ非常に堅実なテニスをする選手だなあと思いました。
サーブも特に威力があるようには見えませんが、コースが良くペースを外したりと錦織くんも苦戦してました。
それと、ここ!という時のたたみかけ方はすごいですね。さすがにタイトルホルダーです。
錦織くんはTVで見る我々には計り知れないほどのプレッシャーをコート上で感じたに違いありません。

序盤はいつもの錦織くんの良さを封じられた感がありましたが、
それでも切れのよい素晴らしいショットは随所に見られましたし、サーブは確実に良くなっていると思いました。

今後、手ごわい相手に安定的に勝っていくには何が必要なのでしょう?
素人の私には分かりませんが、きっと本人の中では答えは出ているはずです。
ブレイクスルーまで本当にあと一歩のように思います。

きっと近いうちに殻をやぶってくれるものと期待! Go for it, Kei!!

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さて、シングルスは終わってしまいましたが、ダブルスにもエントリーしていますね。
全仏の時と同様、ダブルスは楽しんでぜひ勝利を納めてほしいです。やっぱり勝ちが一番の良薬でしょうし。

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ウィンブルドンが終わった翌週、7/8~10と兵庫県でデビスカップ(対ウズベキスタン戦)が行われます。
錦織くん参戦との情報があるので、1日目のシングルスに出場と見越してチケットを勝ってしまいました。
おととしの中国戦は会場に行きながら試合を見られなかったので、今回こそは!
ぜひ錦織くんの雄姿を生で観戦したいと今からわくわくしています。非常に楽しみです!
by lepetitsac | 2011-06-22 15:37 | my favorites | Comments(0)